○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………7
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………7
2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………8
(1)四半期貸借対照表 …………………………………………………………………………………………8
(2)四半期損益計算書 …………………………………………………………………………………………10
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………11
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………11
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………………11
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記) ………………………………………………………………12
(収益認識関係) ………………………………………………………………………………………………12
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………………12
1.当四半期決算に関する定性的情報
当事業年度(2024年7月1日から2025年3月31日)における我が国の経済は、雇用・所得状況の改善、インバウンド需要の増加など明るい要素も見られましたが、一方でエネルギー価格や原材料価格の上昇、トランプ政権後のアメリカの政策動向、中国経済の成長鈍化、中東地域における緊張など、国内外の不確実性が依然として高く、先行きは不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社ではユーザーに提供されるKeePerコーティングの品質の維持・向上をこれまで以上に実現していくことが、業績を向上させるだけでなく、将来に向けての発展を目指したKeePerブランドのブランディングを確実にしていくために最も重要であると考えています。
2025年3月期 第3四半期 実績
当第3四半期累計期間(2024年7月1日から2025年3月31日)におきましては、売上高172億42百万円(前年同期比14.1%増加)、営業利益53億70百万円(同22.2%増加)、経常利益53億57百万円(同21.9%増加)であり、全社としては増収増益となりました。
また、第3四半期会計期間(2025年1月1日から2025年3月31日)では、売上高51億43百万円(前年同期比16.7%増加)、営業利益13億38百万円(同24.8%増加)、経常利益13億44百万円(同25.9%増加)となりました。
【キーパーLABO運営事業】
キーパーLABO運営事業の売上高は93億57百万円(前年同期比13.9%増加)、営業利益は20億53百万円(同22.2%増加)となり、第3四半期会計期間(2025年1月1日から2025年3月31日)の売上高は27億42百万円(前年同期比16.7%増加)、営業利益は3億68百万円(同33.3%増加)と増収増益となりました。
1月~2月のキーパーLABOは、この時期特有の融雪剤による汚れや、気温低下による夜露汚れに加え、PM2.5の飛来などで車が非常に汚れやすい状況となりました。3月には春の訪れとともに黄砂や花粉の飛来が例年以上となり、さらに降雨が少なく晴天が続いたことから、KeePerコーティング施工者の「雨が降ることで洗車をしたかのように車がキレイになる」効果が発揮されにくい状況となりました。その結果、それらの汚れをさっぱり落としたいというニーズが高まり、3月から実施した『スプリングフェア※』も多くのお客様からご好評いただき、第3期間中は洗車需要が拡大し、洗車台数は91,388台(16.7%増)となりました。
※『スプリングフェア』とは、この冬に多かった雪による汚れ、特に融雪剤の影響で車の下回りに付着した汚れを、すべてのお客様に『アンダーWASH』でしっかり洗い流すサービスです。
また、KeePerコーティング需要も引き続き右肩上がりで推移しています。SNSで人気の高い高付加価値の「EXキーパー」施工台数は3,209台(前年比8.3%増加)、新車販売の好調を背景に「ダイヤモンドキーパー」シリーズの施工台数は12,800台(前年比12.4%増加)と大きく伸びました。同じ耐久期間の「フレッシキーパー」および「クリスタルキーパー」も19,281台(同15.2%増加)と堅調です。さらに、既存ユーザーによるキーパーコーティングメンテナンスの施工台数も前年比22.8%増と伸びており、車齢が高まる中で「今乗っている車をキレイに長く乗りたい」というニーズが一層強まっていることがうかがえます。
その結果、当第3四半期における総来店台数は167,666台(前年比20.7%増加)と過去最高を記録しました。一方で、比較的単価の低い洗車サービスの割合が増加したことから、16,233円/台(前年比5.7%減少)となりました。
キーパーLABO FC募集開始
2024年8月に出光興産株式会社との業務提携が始まり、同年11月からフランチャイズ店舗の募集を開始したところ、ガソリンスタンドや新車ディーラーを運営する約50社から加盟希望の申し入れがありました。KeePerブランドの需要拡大に合わせ、キーパーLABO店舗網の本格的な拡大が始まっており、今後は新店オープン計画に沿って、フランチャイズ店舗の出店が順次進められる予定です。
なお、今期は直営店舗およびフランチャイズ店舗を含めて31店舗の新規出店を予定しておりましたが、一部において申請や工事の遅れが発生しており、オープン時期にズレが生じております。
新店の開発状況
開店済み
2025年4月末時点におけるキーパーラボ店舗数は、直営132店舗、フランチャイズ19店舗の151店舗となりました。
今後の開店予定
また、2025年6月末時点では、直営137店舗(前年比+17店舗)、フランチャイズ21店舗(同+8店舗)の合計158店舗(同+25店舗)となる見込みです。
来期開店予定
【キーパー製品等関連事業】
キーパー製品等関連事業の売上高は78億84百万円(前年同期比14.3%増加)、セグメント利益は33億16百万円(同22.2%増加)、第3四半期会計期間(2025年1月1日から2025年3月31日)においても、売上高24億1百万円(前年同期比16.7%増加)、営業利益9億69百万円(同21.8%増加)と増収増益になりました。
キーパー製品等関連事業の売上構成比
ガソリンスタンドを中心とした、「アフターマーケット」では、前年同期比1.3%の微増にとどまりました。これは、原油価格の高騰に加え、2024年末をもってガソリン補助金の支給が終了したことにより、2025年1月以降、店頭の燃料価格が急騰した影響が大きく、ガソリン1リットルが200円近くに達したことで、燃料以外の支出であるコーティングや洗車サービスの買い控えが顕著となったためです。
さらに、2025年4月から予定されていたENEOS直系の大手石油販売会社3社による統合を前に、その影響を見越した体制変更や業務調整が始まっており、一部の店舗ではコーティングや洗車の販売活動に消極的な傾向も見受けられました。
その一方で、当社では新車市場への販売シフトを強力に進めており、新車ディーラーを中心とした「新車マーケット」は、前年同期比36.9%増加の大幅な伸長を記録しました。同マーケットの売上構成比は前期25.2%から30.1%へと拡大しております。
特に、新車マーケットにおいて50%以上のシェアを持つトヨタディーラー向け販売は、3年連続で前年比200%を超える成長を続けており、大きな成果を上げてきました。加えて、2025年3月からはボルボ・カー・ジャパン株式会社において、KeePerコーティングが純正品として採用され、ボルボ・ディーラー店舗での反響もよく、順調に施工台数を伸ばしております。
また、「車以外のサービス」分野においても、前年同期比76.1%増加と大きく伸長しております。auブランドを展開する「KDDI株式会社」より、モバイル端末向けのKeePerコーティング「Mobile KeePer(モバイルキーパー)」が採用され、55万台分のコーティング剤を納入しました。モバイル端末との親和性は高く、今後の事業拡大に大きな期待を寄せております。
「海外事業」は、2024年8月1日、シンガポールにおいて「KeePer LABO」が、カーショップ「オートバックス」店舗敷地内に出店いたしました。開店当初からオートバックスにご来店されるお客様の関心を集め、月刊売上は概ね300万円前後で推移しておりました。しかしながら、シンガポールにおける旧正月(春節)以降は、日本における1~2月と同様に消費マインドが大きく低下し、来店台数・売上ともに一時的に停滞する傾向が見られました。加えて、カーショップ敷地内という特性上、接点がオートバックス来店客に限定されており、サービス展開が閉鎖的になっている点も課題として認識しています。
こうした状況を踏まえ、今後は日本国内で成果を上げているYouTubeをはじめとしたSNSを活用したマーケティング施策を本格的に導入してまいります。まだ試行段階ではありますが、KeePerコーティングを実際に施工いただいたお客様からは、日本と同様に高い満足の超えを頂戴しており、今後はいかにその価値を広く伝えていくかが、成長のカギになると考えております。
また、香港、台湾、韓国に展開している「KeePer PROSHOP」においては順調に出店が進んでおり、前年同期比36.5%の増収と、海外事業全体としても着実な成長を遂げております。
資産・負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ38億75百万円増加し、231億60百万円となりました。これは主として、現金及び預金が24億75百万円減少、投資有価証券が44億48百万円増加、有形固定資産が9億22百万円増加したこと等によるものです。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ14億54百万円増加し、62億72百万円となりました。これは主として、買掛金が72百万円減少、預り金が99百万円減少、長期借入金が10億5百万円増加したこと等によるものです。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ2億42百万円増加し、168億87百万円となりました。これは主として利益剰余金が四半期純利益により22億88百万円増加した一方で、配当により12億19百万円減少したこと等よるものです。
2025年6月期の業績予想につきましては、2024年8月9日に公表いたしました業績予想を変更しておりません。
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(2)四半期損益計算書
第3四半期累計期間
該当事項はありません。
該当事項はありません。
前第3四半期累計期間(自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(注) セグメント間の内部売上高は、キーパー製品等関連事業からキーパーLABO運営事業に対するものです。
当第3四半期累計期間(自 2024年7月1日 至 2025年3月31日)
1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(注) セグメント間の内部売上高は、キーパー製品等関連事業からキーパーLABO運営事業に対するものです。
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記)
当第3四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期累計期間に係る減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む。)は、次のとおりであります。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。