今後の経済見通しに関しましては、我が国を含め再び新型コロナウイルス感染症の拡大が進むなか、非常に不透明な状況となっております。
このような環境のなか第2四半期につきましては、引き続き工具需要は低迷すると思われ、先行き不安から一部商社での仕入れを絞る動きにより、最終需要以上に当社グループの販売が落ち込む可能性があります。また当社グループの生産面におきましても、生産数量抑制のため工場勤務者の帰休を含め更なる減産対応を行う予定でありますことから、原価率の上昇が想定されます。これらにより、販売管理費等の削減を行っても利益面では売上高以上に厳しい状況になると考えております。当社グループでは、営業面ではオンラインを用いた営業活動の推進や、不測の事態下でも安定供給を継続出来る在庫センターの分散化、また生産・開発面ではコーティングを強化した新製品の投入や生産時の段取り時間の大幅な短縮等に取り組み、市況の回復に備えてまいります。
以上により第2四半期連結累計期間におきましては、連結売上高3,600百万円(前年同期比27.0%減)、営業利益280百万円(同77.8%減)、経常利益285百万円(同77.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益163百万円(同80.4%減)を見込んでおります。
なお、通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の終息見通しや、社会・経済状況の先行きがある程度判断できる状況になる等、合理的な業績見通しの開示が可能となった時点で、速やかに公表いたします。
なお、個別業績予想に関しましても、上記と同様の理由によるものであり、第2四半期累計期間におきましては、売上高3,040百万円(前年同期比28.8%減)、経常利益400百万円(同65.7%減)、四半期純利益278百万円(同65.9%減)を見込んでおります。
※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る本資料発表日現在における仮定を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。